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中国アフリカに大判振る舞い 庶民は憤慨

2012年08月02日

 

【新唐人2012年7月20日付ニュース】7月19日、中国の胡錦涛国家主席がアフリカの経済発展のため、今後3年間で200億ドル、日本円でおよそ1兆5700億円を拠出すると発表しました。民生、医療、年金など数々の社会問題を抱えながらアフリカに大判を振舞う中国。一般市民は怒(いか)りを隠せません。
 
19日、北京で開かれたアフリカ協力フォーラム閣僚級会議で、胡錦涛主席は今後3年間でアフリカに200億ドルを拠出し、18000人に奨学金を提供すると発表。
 
北京市民 梁さん
「理解不能です。これらの政策は国民には報告もなしで、我々もわかりません。直感的に言うと賛同できません。我が国にはまだ問題が多く、解決を待つ問題が山積みで、お金が必要な所も沢山あります」
 
上海市民 石さん
「国内では庶民の財産を奪い、外国に捧げているのです。庶民はみな怒っています」
 
昨年から続く独裁政権の連続崩壊の嵐は、現在シリアのアサド政権にまで及んでいます。独裁者盟友が次々倒れていく中、中国当局は金銭外交でアフリカの小国を丸め込むしかないとの指摘もあります。
 
浙江省市民 黄さん
「中共がこのようにすると国際社会からますます孤立していきます。アフリカにすがるしかないのです」
 
四川省民主活動家 張俊森さん
「中共は民衆の財産を自分の懐に入れ、このような事は全く中国人の意思に背いています。中共のこのような行為に抗議します」
 
ある民謡は中国庶民の現状をこのように歌っています。“住宅は財布を空っぽにし、教育は親の気を狂わせ、医療は命をあの世に送る”。中国経済が失速し、失業率が急激に上昇している中、悲鳴を上げる庶民を見向きもせず、当局はアフリカに巨額を拠出。庶民は納得がいきません。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 

(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)

 

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